Profound 手って、意外と奥深い。
スマホを使う、パソコンをする、
料理や家事をやる、勉強をする、
ものをもつ、
毎日の中で手の存在は欠かせません。
元々4足歩行だった人間が、2足歩行になり、足よりも手を器用に使うようになったことで、
本来は命を脅かす火の扱いが出来るようになったり、様々な進化を遂げました。
毎日の日常の中で手を使う場面がとても多いのは、人間が進化の過程で手を使い、
生き延びるための知恵を手に入れてきたからです。
人間の進化と共に発達した手は、テクノロジーの発展により、さらに酷使されるようになりました。
Hands worn and weary
手の疲れを見ると、
心の疲れも分かる。
手が疲れやすいことの背景には、テクノロジーの発展だけが理由ではありません。
“手に汗握る試合”と表現したり、考えごとをしていて手が顎や頭に触れてしまう仕草があるように、
心や頭の中の状態は手の動きや状態に深く関わります。
緊張したり、不安などで力みがちな方は手が硬く動かしにくい傾向があります。
逆に、柔らかくても手の疲れを感じる方は感覚疲れの傾向があり、
感性や五感が強めの方がなりやすい傾向があります。
心の動きと手の動きが連動しやすい分、
手の疲れを見るとその人の心の動きが少しずつ見えてきます。